一般的には「大理石」と言われている石灰質の沈殿石です。
温泉でも形成されると言われるように、植物・海藻からなる多孔質な形状が特徴です。
よく見ると生物の化石も見ることができます。
建築家ミースファンデルローエも好んで使った建材ですね。
「落合の家」では洗面カウンターに使用します。
トラバーチンならではのきれいな模様が出ているのですが、壁面ではなく
日常使用する「カウンター」ではその大きめの「孔」が汚れのたまり場になってしまうことがあります。
それで今日は「孔埋め作業」。
樹脂系接着剤と色粉を混ぜたものを、全くわからないように違和感なく手作業で埋めて行きます。
絵画の修復を思わせるくらい微妙な色調整をされていました。
メンテナンスが難しいとされるトラバーチン。
自然素材を建築で利用するからには
末永く使う理解とメンテが必要と考えます。
「それがわからない人は使う権利がない。」
と誰か言ってましたねぇ~。。