工業デザイナーの柳宗理さんが他界されましたね。
柳宗理デザインの日常品・公共デザイン品は気がつかないものも含めてかなりの数に及ぶようです。
柳さんは建築設計に興味を持ち板倉順三さんの研究員の経験もあるそうです。
「バタフライスツール」はMoMAやルーブルの美術館収蔵品となっていますが端整な美しいかたちです。
日常品、特に食器類は手に入り易い価格で我が家にも数点あります。
柄付の鍋類は2年に1回程度、柄の緩みを締める必要がありますが
締められるデザインになっています(笑)ので問題ありません。
東名東京料金所防音壁、横浜市営地下鉄の水飲み器、スープストック東京のスプーン。。
何気なく、人の動きや触感に違和感がなくてロングランで日常に馴染んでいる品物。
簡単に商品化できるものではないと思います。
緻密な寸法を検討をして曲線や強度を数値で表現し、一品ではなくて工業化することは膨大な時間を要することなのでしょう。
今朝は柳宗理デザインのフライパンで目玉焼きをつくりました。
使いはじめて15年経ちますがどうしても焦げます。(笑)
「研究しなさい」と言われているようで、アルミフォイルを敷いたり、
しっかり焼いて冷ましてから・・・など、
いいんです。 デザインが良いから心行くまで格闘します☆