今日は午後からLCCM デンモンストレーション住宅のシンポジウムに参加しました。
2011年につくば研究所敷地内に完成した、CO2削減の先端を提案する試験住宅棟の概要と、約1年に渡る環境データの講評です。
国内のCO2排出量の40%が建築にかかわるものとされており
2020年までの削減目標値に向けて「こんな建物をつくれば近づける」というものです。
建築時、生活時のCO2を削減する為細部にわたり検討されたようで、コンクリート量を減らす為の基礎形状とし
サッシのガラスを真空ガラスにし、太陽光発電は載せながらあくまで自然通風と採光
日射遮蔽を考慮したパッシブなプランとするなど、考えられるものは全てやってみた感です。
エコキュート、エネファームの両方を設置してそれぞれデータを採るなどしていました。
建築コストから考えると今は非現実的なものもありますが
私たちが意識を高めて設計・施工する建物が増えればそれは”常識”になるのでしょう。
そうしないと目標には到達できないようです。