そういうテーマで先日JIA(日本建築家協会)主催のセミナーに参加してきました。
参加者の半数以上が建築家以外の方だったようで、
私の前の席の方は福島の被災地でボランティアをされている方のようでした。
講師は 「村上 敦」さん:ドイツ在住の環境ジャーナリスト。
「滝川 薫」さん:スイス在住の環境ジャーナリスト。
「彦根アンドレア」さん:ドイツ出身の建築家 のみなさんでした。
原発廃止を掲げたドイツでは国を挙げての対策が進んでいて
CO2削減では1990年を100%として2050年には95%減を目指しているからスピードが早い。
省エネをするにしても市民に利益をもたらす仕組みを最優先としているからだそうです。
太陽光発電設置では設置工事をする街の電気屋さんの雇用が60%を占めているので
パネルも増えて市民が潤っている、パネルを生産する大企業の利益目的ではなく、
自治体にメリットがあることが再生可能エネルギーの採用が広がる理由なようです。
印象的だったのは、ある農村でエネルギーを自立させるための会議をする際に「できない」という言葉を使わない、
として討論を進めたという例です。
被災地 日本、ますます個人の意識を挙げないといけないようです。