新築 木造住宅でのチェック作業です。
プレカット図をチェックする際には、これまで設計した図書や資料ををほぼ全て机の上に並べます。
意匠図、矩計図、構造図、展開図、設備図、建具表、照明器具図・・・
寸法をチェックするほか、現しの梁はプレナー仕上げとなっているか、排気ダクトは天井裏で梁にぶつからないか、ピンポイントで明るさを採りたい照明器具に梁は邪魔になっていないか、継ぎ手は構造耐力の支障になっていないか・・・
全ての整合性を確認して『上棟』を迎えます。
RC、Sなど構造の種類は様々ですが、躯体を施工する際にチェックする内容は共通です。
設計時点で把握しているつもりが、施工段階で気づかされる内容もあり、やはり現場は”楽しさと困難”を伴います。
ただ、この時点でどこまで気づくか! が建物の完成度に繋がります。